この記事について
最近米国の株を買っていますが、今までエネルギー関連の会社の株は買ったことがありませんでした。米国エネルギー関連株といえば、シェブロンやエクソンモービルかと思いますが、彼らのビジネスについて理解していない状態で買いたくなかった。というか原油・石油、などがどのように使われているかも正直理解していなかった。
原油に関して優しく説明しているネットの記事も少なかったので、自分なりにまとめてみました。正直、調べれば調べるほど、原油って奥が深いです。
よって細かく詳細を書いていくというよりかは、米国の石油メジャーを買う前に、彼らのビジネスが何なのかについてビックピクチャーを掴んでもらえるように書いてみます!
抑えておくポイント①:原油価格と世界経済の関係性は?
ネットに転がっているいろいろな記事を見ていく中で、個人的にわかりやすかった記事をシェアいたします。
上記記事をまとめると、超基本的なのですが原油には消費国と産油国があります。
消費国とはその名の通り、原油を消費する国ですね。
そして、産油国は原油を生産して輸出したりしている国ということです。
原油も株と同じで需要と供給のバランスで価格が決まってきます。
以下のチャートは原油価格のチャートでして、2008年のリーマンショックの時にものすごい下がり方をしているのが分かるかと思います。また、最近はコロナの影響もあり原油価格が下がっています。 つまり、原油価格と世界の株価は連動しているということです。
ではなぜ連動するのでしょうか? なぜ世界中で『原油がー、価格がー』、って言っているのか、恥ずかしながら今まで気にしたこともなかったです。
上でシェアした記事を読んでいただくとわかりやすいのですが、原油価格が下がると、原油国は大損してしまいます。 なぜなら、1バレル当たり50ドルとかで売れていたものが20ドルになってしまうのですから。シンプルに考えると、原油国として売り上げが60%下がるってことです。
世界一の原油国はどこでしょうか? なぜか中東のイメージがすっごく強いですよねw 石油王的な。
以下は外務省のデータなのですが、知っている人は当たり前だよって思うかもですが、実はアメリカなんですね。ちなみに消費量も世界一です。
アメリカは世界一の経済大国です。 シンプルにそのアメリカの売り上げが減るとどうなるでしょうか。 売り上げが減る→お金がはいってこなくなる→世界を代表する企業の活動が縮小する→株価が下がる→世界的な株価に影響する
と私は理解しています。専門家から言わせればそんな単純じゃねえと言われるかもしれませんが、とりあえずこの大枠を理解しておけば良いかと思います。でも消費国にとっては安く仕入れられるから、いいんだけどね。本当に奥が深い。
抑えておくポイント②:そもそも原油って何に使われてる?
小学生みたいな疑問ですが、恥ずかしながら理解がなかったです。
以下の画像が分かりやすいですが、原油って生活に必要なあらゆる場面で使われているということなんですね。
原油の代替となるエネルギーがメインストリームにならない限り、原油を採取して輸出するビジネスってめっちゃくちゃ需要がありますし、あらゆる産業に影響を及ぼすがゆえに世界経済への関連度がものすごく高いということです。石油王が金持ちのイメージがある理由も頷けます。
抑えておくポイント③:でも石油ってなくなるんでしょ?
なんか聞きますよね。 あと40年! みたいな。そんな産業に投資して大丈夫?ってね。
いろいろ調べて分かったことなのですが、判明している石油の埋蔵量 ÷ その年の生産量 = 可採年数ということで、技術が進歩したり、新たな原油が見つかったりというのを人類は繰り返しているので、むしろ可採年数は昔より増えています。
その新しい技術が何かと言うと、シュール革命といわれる技術で、詳細は以下の経済産業省の記事をみていただければわかるかと思います。
要は今まで採掘できていなかった地下ふかーくに眠ってたエネルギーを取れるようになったということですね。こういった技術革新によって可採年数が増えていっているということです。
加えて、信じる信じないはご自分で取捨選択していただければと思いますが、以下の記事で武田邦彦さんが興味深いことを言っています。
石油はあと〇〇年でなくなる! って言えば言うほど得をする人達がいるんじゃないの?ということです。彼の意見は割と納得できるんですよね。
まとめ
以上をもって、私は以下の理解を持っていますので、現在割安感があるエクソンモービルなどは買い増して行こうと考えています。
・原油ビジネスは世界の景気や政治状況に左右される場合もあるが、大きな利益を生むモンスタービジネスである
・原油の可採年数は技術革新とともに年々伸びているので、埋蔵量がなくなることは考えずらい
・アメリカの石油メジャーはコロナの影響もあり、業績は一時的に下がるであろうが、今後も利益を生む
それではよい投資ライフを!
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